ブログ担当 デザイナー吉原
近ごろのヘビロテ盤- vol.07
『AIR』Sault
こんにちは。
音楽大好きデザイナーの吉原です。
『近ごろのヘビロテ盤』第7回目はSaultの『AIR』です。
イギリスの実態不明の謎のユニットSaultの6枚目のスタジオアルバムです。
このバンドは毎作アルバムジャケットが真っ黒なことで有名?です。
今作もご多分に漏れず真っ黒ですが、サウンド的には大きな方向転換を図ってきました。
それでは行ってみましょう!
脱グルーヴ化へ舵を切った奇才プロデューサー
Saultは前作『Nine』も一応聴いてなるほどプリミティブでグルーヴィーなファンクか〜と2回くらい聞き流した程度で華麗にスルーしてしまった僕なのですが、今作には度肝を抜かれました。
オーケストラっぽいサウンドに99.9%
ア〜ア〜ア〜ア〜だとか
ハンッハンッハンッハンッだとか
ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜という
コーラスのみの構成になっていたのですから。
あれ?Saultってこんな音楽性だっけ?同姓同名の別アーティスト?と前作を引っ張り出して聴き直したのは言うまでもありません。
非常に映画のサントラに近い耳触りです。
この作品はAdeleやLittle Simzのプロデューサーでブリットアワード年間最優秀プロデューサー賞を黒人として初めて受賞したInfloがプロデュースしています。
ヘビロテ盤のヘビロテ曲“Time Is Precious”
この曲までの流れがとにかく神!です。
壮大な前半が終わった後の
Don′t waste time 'cause time is precious♪
It′s your only time you've got here♪
Life will always bring its pressures♪
Use it wise and keeps those treasures♪
に鳥肌が立ちます。
なんとこのアルバム唯一の歌唱パートです。
それではまた次回!