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コウモリと紙芝居編

ブログ担当 伊東

更新日 : 2022.12.12

コウモリ(?)編

コウモリ、かつては鳥類なのか哺乳類なのかどちらともつかないために、都合が悪くなると鳥になったり鼠になったりする日和見主義の卑怯者、またはその代名詞にされてます。実際は哺乳類ですし、人が勝手につけた分類で好き勝手言われてるのは同情してしまいますね。

暗いところに住んでいるコウモリ、夜に鳥かと思ったらコウモリが飛んでいたということがありますね、日本には30種類以上のコウモリがいるそうです、有名な特徴は超音波で敵や獲物を捕らえるエコロケーションですね。このエコロケーションシステムを人間にも応用しようとしてる研究もあるそうです。目の不自由な人がより生きやすくなったらいいことですね。

そんなコウモリですがコウモリといえばバッ◯マンがいますね、ゴッサムシティを守るスーパーヒーローです。DCコミックはあまり詳しくないのですが彼のことは子供の頃から知っています。でも最近バ◯トマンは黄金バットのオマージュの可能性があるのではないかという疑念が頭から離れない伊東です。今回はコウモリ編と見せかけた紙芝居とコウモリ(黄金バット)の話をします。

輝くドクロは正義の味方

さて冒頭の気になる議題についてですが参考までにこちらを

・黒バット(黄金バットの前身となる紙芝居)の発表年が1930年

・◯ットマン初登場コミックの発表年が1939年

なんと!9年もバットさんの方が早いのです!(厳密には黒バットさんですが)偶然の一致の可能性は充分にありますがコウモリモチーフのヒーローの初代だと考えるとワクワクしますよね!「黒バット」はかつて日本で行われていた街頭紙芝居の物語の一つです、「黒バット」という白い骸骨マスクにマントを羽織った不死身の悪者が悪事をはたらき、どうやって倒すのだろうか?といったお話で、バット◯ンとはコンセプトが違いますね、誰にも倒せないかと思われていた黒バットですが、紙芝居の最終回で黄金に輝く髑髏に銀の杖、マントを翻して現れたのが黄金バットなのです。高らかに笑う姿は正直ヒーローなのか?という感じですが、その姿に当時の子供たちは湧き立ったのです。

そもそも正義の味方が骸骨というのが斬新ですよね。今となってはスカルマンやゴーストライダーなどのヒーローがいるので受け入れやすいですが。

黄金バットはのちに漫画化や実写映画化、アニメ化を果たします(アニメ化のタイミングもバットマ◯と同じくらい。)有名なのはアニメ作品の方でしょうか、一滴(バケツ一杯)の水によって長い眠りから目覚めた黄金バットが、宿敵ナゾーやライバル暗闇バットと戦うヒーローアニメ。当初は怪人やメカやらと戦うことが多かったのですが当時放映していたゴジラシリーズなどの影響で終盤は怪獣退治も多いです。

作画は今とは比べ物になりませんが、シナリオの進行速度は今のアニメも見習ってほしいくらい早いです。カット割もハイセンスな物が多く見応えがあります。dアニメストアなどで視聴できるので見れたら見てください。

ただし戦後のアニメですので言い回しが古ければ価値観も古く、モブキャラがポンポンと犠牲になります、そのぶん敵を圧倒的な強さで翻弄する黄金バットが本当にかっこいいのです。最終回も胸熱な展開ですのでおすすめです。(リメイク希望)

午後3時過ぎの夢

黄金バットについて熱く語ってしまいましたがここから黄金バットの源流でもある紙芝居の話です。今ではもう見かけることがほぼなくなった紙芝居屋さん、その昔は拍子木を叩きながら子供を呼び寄せて駄菓子を売っていました。田舎の方だとお金を持っている子供が少ないのであまりいなかったそうです、すごい色の水飴やポン菓子など今でもたまに見かける駄菓子、子供が集まると紙芝居を始めます、物語がいいところまで来ると「今日はここまで!」と続きが気になるように終わらせます、こうすることで次も駄菓子が売れるというわけです今で言うと週刊連載とかが近いのでしょうか。物語は黄金バットの保kにも墓場キタロー、少年タイガーなどがあったそうな。

紙芝居屋さんは世界恐慌の頃に当時の失業者の人たちがやっていた商売だったそうです。紙芝居そのものの歴史を振り返るともっと古いのですが調べがあまいのでここではその頃の話を。

紙芝居屋さんは子供たちの注目の的であったことから、第二次大戦ぐらいの頃になるとプロパガンダの手段として用いられました、それ以遠は教育の手段として扱われていたこともありましたが戦争はあらゆるものを変えてしまいます、今の時代にも見られる傾向ですね。のちにこうした種類の紙芝居は批判を受けたこともあって自発的に消えていったそうです、戦後のGHQの取り組みによって処分されたものも多くあるそうです。それはそれで勿体無いですね歴史の商人としての価値は十分あると思うのでどこかに残っていたら見てみたいです。

いまでも紙芝居の文化は根強く残っていますよね、黄金バットも東京の浅草だったりで見れるらしいです。紙芝居版は見たことないのでいってみたいですね。今の紙芝居はいわゆる昔話が多いですね。伊東も幼少の頃に見ていました。

いつか黄金バットのリメイク作品が制作されたらいいなと願っています。今回のブログはここまでです、ありがとうございました。

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