『Smithereens』Joji

こんにちは。
音楽大好きデザイナーの吉原です。

『近ごろのヘビロテ盤』第14回目はJojiの『Smithereens』です。
またまた見慣れない単語ですが、スミズォリィン…ズと発音するようです。
スミズォリィンは嫌だ！スミズォリィンは嫌だ！のやつですね（違います）

このアルバムは去年の11月4日にリリースされたもので、音楽クラスタからの評判がすこぶる良かったのでいつか聴こうと思っていたのですが“ある理由”からいまいち食指が動かずスルーしておりました。
ところが年が明けて聴いてみたら、若者の感覚で言えばこれが多分チルいっていうことなんだろう…と思うほど良かったので“ある理由”も霧のように消えていったのでした。

その“ある理由”とは…

なんと元迷惑系YouTuber

なんと彼はFilthy Frankという名で活動していた元YouTuberなんです。
それも炎上系？迷惑系？YouTuber…というんでしょうか、飲食店にこのピンクタイツ姿で突入したり道端に落ちていた死骸で料理をしたり…その他もかなりお下劣な動画も多いです。

※こちらから自己責任でご視聴ください↓
TVFilthyFrank

そして顔立ちからなんとなくお分かりかと思いますが日本人（日本国籍、日本人とオーストラリア人のハーフ）です。
18歳で渡米してそれからは主にアメリカで活動しているそうですね。

一応Filthy Frank時代から音楽活動はしていたみたいで、チャンネルでとんでもなくお下劣なラップを披露しています。

そんな先入観から邪推してしまって食指が動かなかったんですよね。
どうせYouTuber活動の延長線上にあるネタラップみたいな音楽かオートチューンをかけたウェイウェイしたR&Bだろうと…

そんなこんなでなんとなくスーパーの帰りに家路までの道を期待値ゼロで聴いてみたんです。

1曲目からどハマり

もうね1曲目の『Glimpse of Us』からヤバい！
ミニマルなプロダクションで作られたピアノバラードなんですけどこれがもう良い！良すぎて泣ける！
しかも何この声？いい声じゃん！これJames Blakeの新作!?

もう直進のところ右折して遠回りして帰りました。
前編を通して最小限の音数ののぼんやりしたトラックに哀愁ただようJojiのボーカルがのって幻想的！チルい〜

このアルバム、一応フルアルバムなんですけどなんと9曲全24分。
怒られる前に帰れました。

ボリュームは少ないんですけど1曲目と3曲目だけで元は取れると言っても過言ではない。
とにかくこの2曲が良いです。
もう一瞬でファンになっちゃいましたね。

あ、できればTVFilthyFrankをみて嫌悪感ゲージを貯めてから聴いてほしいですね。
そのギャップにノックアウトされちゃうこと請け合いです。

※こちらから自己責任でご視聴ください↓
TVFilthyFrank

嫌悪感ゲージは十分ですか？
それでは2曲をお聞きください。

Joji - Glimpse of Us

Joji - Die For You